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VOX AC15CC1
2006年 09月 07日 (木) 00:06 | 編集


検索してみても情報が殆どない。こういったことで困ることが時々ある。今回はそんな困った事に関係する話なんだけど・・・Fenderが発売しているアンプにBlues Jrというのがある。15Wのオールチューブアンプで、人気もかなりのものだ。このアンプと同等のスペックで他にアンプがあるだろうかと探してみたところ、VOXからAC15CC1というアンプが発売されてるのを知った。

このアンプ、名前を見ても分かる人は分かるだろうけど、AC30をサイズダウンというのがコンセプトのようだ。で、ネットで検索し調べてみようとするが、Blues Jrに比べ、なかなか情報がない・・・同じような事で困る人がこれからもいるだろうと思い、AC15CC1を使ってみての感想や印象等を書いておこうかと。

さて、VOX AC15CC1だが、VOX Custom GSH12-30という12インチのスピーカーを一発搭載した15Wのアンプだ。もちろん、オールチューブ。ちなみに真空管はECC83を2本がプリに、EL84を2本がパワーとして使用されている。あ、そうそう。同様のモデルでAC15CC1Xというのもあるけど、これはCelestionの“Blue”Alnicoスピーカーが搭載されている。で、AC15CC1より100gほど重い。違いはそれだけ。

15Wということでどのくらいの音量かと思いきや、かなりの音圧。小さめのライブハウスならこれで充分にイケる程だ。さすがはオールチューブといったとこだろうか。マスターヴォリュームが付いているので、家での使用にも問題ないだろう。

肝心な音色に関してだが、正直なところ、あまりハムバッカーを搭載しているギターにはオススメしない。あくまで個人的な意見だけど・・・逆にシングルピックアップとの相性は抜群。これは自信を持って言おう。シングルピックアップを搭載したギターで弾けば、その真価を発揮してくれる。このアンプ、基本的に音はかなりファットな印象。トレブルをかなり上げて、ベースを控えめにしてもブーミーな印象だ。ハムバッカーの様にパワーのあるピックアップを搭載したギターでは、かなりブーミーになってしまう。低音がブンブンいってしまうという感じだろうか。

ゲインを絞って思い切りクリーンで弾いた時の音はFenderのアンプにも勝るとも劣らないクリーンサウンドだ。クリーンをアンプで作り、歪みはストンプで得たいという人にとっては最適な音じゃないかと思う。特筆すべきはそのクランチサウンド。ゲインを上げていくと歪みを増すのだけど、その音は激しい歪みじゃなく、まさにクランチ。と言っても、前述の通り、ハムバッカーを搭載したギターで弾くと、いわゆるUKサウンドになってしまうのだが・・・

スピーカーにもかなりアンプのキャラクターが出ているようだ。VOXのスピーカーを搭載したAC15CC1では低音が強い。ここには注意が必要だと感じた。というのも、AC15CC1XではCelestionのスピーカーが搭載されている。とても高価なスピーカーだ。このスピーカーに目が眩んでしまって、CC1Xを選択してしまう人も多いと思うが、このCelestionスピーカー、高音が強調され過ぎる印象がある。つまり、低音が薄いといった感覚が否めない。これはシングルピックアップを搭載しているギターを使用している人にとっては大問題となるだろう。値段が高ければ良いというものじゃない。音の好みで是非判断して欲しい部分だ。逆を言えば、ハムバッカーにマッチするのはCC1Xではないかとも感じる。まぁつまり、両方を弾き比べるのがベストだ。でも、スピーカーの値段だけで決めてしまうのはもったいないってこと。VOXのオリジナルスピーカーもかなり良いんだ。

で、搭載されてる機能の重要な部分として、トレモロとリバーブ。これ、かなり使える。特にリバーブはスプリングリバーブな訳だけど、やっぱりデジタルのリバーブとは違うよ。レスポンスから全然違ってくるし、何より使える。リバーブ音が欲しい人はこのリバーブで充分な程に空気感や響きを出せると思う。トレモロだけど、これももちろんアナログ。コーラスの様な使い方も出来る。つまみは2つで設定もしやすく、簡単な上に、使える音の幅が広いので、これも楽しめる機能の一つではないかと思う。

と、AC15CC1について褒めまくってきたけど、これは大げさじゃなくマジ。というか、Blues Jrがかなりの評判なのと同様に、このアンプも、もっと評価されるべきだし、色んな人に知られる機会が増えるべきじゃないか。極端な言い方をすると、Fenderトーンが欲しいならBlues Jr、多彩な音と幅広い音作りをしたいならAC15CC1というとこだろう。

是非、コンパクトなオールチューブアンプを探してる人たちにとって、この情報が有意義なものになればと思う。
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Comment
この記事へのコメント
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2010/ 02/ 14 (日) 11: 36: 33 | | # [ 編集 ]
とても参考になりました。
今、チューブアンプがほしくて
BLUES JUNIORかVOX/AC15CC1で迷ってます。
色々調べていたらこちらにたどり着きました。
自宅用で考えていたのですが、
ナチュラルなクランチの音を求めるならボリュームMAXではないと無理!
っということのようで・・・。
マスターボリュームを使っても厳しいですかねぇ。
2007/ 05/ 30 (水) 14: 31: 47 | URL | Buddy # -[ 編集 ]
ありがとうございます☆
讃岐のブルースマンさん、
コメント有り難うございます。

Pathfinderはトランジスタですから、
やっぱり同じ15Wでもチューブには負けてしまいますよね・・・
VOXって、どうしてもブリティッシュアンプってイメージがあって、
Fenderトーンが好きな人って、
回避してしまいがちだと思うんです。
でも弾いてみたらそうでもなくて、
逆にクランチが気持ち良い感じで音圧も十分かと。
足下でサウンドを作るなら、特にオススメかなと思います。

また遊びにきて下さいね◎
2006/ 11/ 06 (月) 00: 55: 33 | URL | ジェダイ # -[ 編集 ]
気になってます
ふと検索中に見付けて立ち寄ったのですが
とても読んでて楽しい内容でした。。。
セッションにアンプ持参で通ってるのですが
以前はVoxのパスファインダー15Rを使っていました。
これはこれで十分なパフォーマンスを発揮していたのですが
相方がBluesJrを導入してからは
ボリュームを上げると音圧が薄くなり
かなり苦戦を強いられるようになってしまいました
最近は15W前後のチューブアンプが
沢山でてるようなので色々気にはなってたんですが
AC15CC1ちょっとマイ一張羅のテレキャスターを持って
試奏してきてみようと思います。。。
2006/ 11/ 01 (水) 11: 04: 19 | URL | 讃岐のブルースマン # -[ 編集 ]
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